クインテット 11月16日放送分（11月23日再放送）
〔夕方五重奏団の日常〕
「痛〜い！！」とフラットさんの叫び声が聞こえてきた。「またフラットさんが何かにぶつかったのかしら？」「きっとまた大袈裟に泣くんですよー」とみんなあまり心配していない。
フラットさんが泣きながらやって来る。「指をドアに挟んじゃいました〜！」左手の薬指（？）が真っ赤に腫れてとても痛そうだ。
「痛〜い！！」そう言って更に泣き続けるフラットさんにアリアさんが言う。「フラットさんてすごーく泣き虫！」
『めえめえ児山羊（こやぎ）』（作詞：藤森秀夫 作曲：本居長世 歌：フラットさん以外全員 ピアノ伴奏：アキラ）
「フラット君、痛いのは直ったかい？」とスコアさんが聞く。「まだ痛いです〜」フラットさんはまだ泣き続けている。
それでも痛い指でクラリネットを持って吹き始める。
『泣いたっていいじゃない』（作詞：下山啓 作曲：宮川彬良 歌：フラット＆全員 演奏：全員 ※チーボーも鉄琴&木琴で参加）
アリアさんとシャープ君には馬鹿にされ、悔しくってますます泣いてしまうフラットさん。そんな彼にスコアさんは「泣きたいときはどんどんお泣きなさい。君は正直でよろしい」と言う。
「初めて私のことを分かってくれる人がいました！」その言葉に感激してしまい嬉しくなってフラットさんはまた泣いてしまうのだった。
〔クインテット雑唱団〕
『やぎさんゆうびん』（作詞：まどみちお 作曲：團伊玖磨 歌：クインテット雑唱団）
〔演奏前のひとコマ〕
「始まりますよー」アリアさんがフラットさんを呼んでいる。「はーい。今行きます」
「コンサートの間どこに置いておこう」とフラットさんは大きなブタの貯金箱を抱えて部屋の中を見回している。
「誰にも分からない所…ここにしよう！」と近づいた場所には黒猫がいた。次に置こうとした棚には白やぎさんがいてこっちを見ている。「どこに置いたらいい？」
アリアさんは「フラットさーん」と呼び続けている。そのうち2匹は姿を消し「誰も見てない。よしっ！」とフラットさん。間違ってクラリネットを置き、貯金箱を大事に抱えて会場へと急ぐ。
