クインテット 7月13日放送分(7月20日再放送)

〔夕方五重奏団のへそ曲がり〕
ピアノで『VACATION』(作曲:Connie Francis)を弾いているアキラさん。スコアさん、シャープ君、アリアさんの3人は、『しらかば高原』と書かれたパンフレットを手に話をしている。「行ったら何をしようかな〜」とシャープ君。「私は小鳥の写真を撮るんだ〜!」とアリアさん。「じゃあ僕は絵を描きます!」他にもやりたい事でいっぱいの2人。一方スコアさんは「私は何もせずの〜んびりしたいね」と相変わらずだ。
「フラットさんは行ったら何をしますか?」シャープ君は、1人離れた場所でクラリネットを磨いているフラットさんに声を掛ける。「行くってどこへ?」「しらかば高原ですよ!」とパンフレットを掲げて見せるシャープ君。「へぇー、誰が行くの?」とフラットさん。「やだなぁ、とぼけちゃって!来週みんなで行くんじゃないですか!」とシャープ君。「へぇー…」と素っ気ない返事のフラットさん。
「あれ〜?」顔を見合わせるスコアさんとシャープ君。「やだなぁ、私が誘った時喜んだじゃないですか!」とスコアさん。だがアリアさんが「フラットさん、居ませんでした…」と2人に伝える。「まさか!」あわてる3人。
「初めて聞いた」フラットさんは、すっかりおへそを曲げてしまった。「ゴメンゴメン!私がうっかりしてました」スコアさんはフラットさんに謝り、改めて「一緒に行きましょう!」と誘う。だがフラットさんは「行けません」と一言。「作曲するつもりですから」そう言ってティッシュを箱から引き出してはそれを丸めて投げている。
「しらかば高原でも作曲できますよ。リフレッシュしていい曲ができます」シャープ君も熱心に誘う。「みんなでバスで行きましょう」とスコアさん。でもフラットさんは「私、乗り物酔いしますから」と言って頑なに誘いを拒否する。「私、乗り物酔いの薬持ってます」とアリアさん。「とっても快適な山荘で美味しい食事。ゆっくり過ごせるんだがな〜」とスコアさん。「お構いなく…」とティッシュをどんどん丸めてはそれを投げ続けるフラットさん。「だめだこりゃ」頭を抱えるスコアさん。

『メリーウィドウワルツ(喜歌劇「メリー・ウィドウ」より)』(NEW)(日本語詞:滝田順 作詞:Viktor Leon/Leo Stein 作曲:Franz Lehar 歌と演奏:全員)

演奏に加わろうとしないフラットさん。だがそうしながらも、演奏しているみんなの方をチラチラと気にして見ている。そしてワルツの調べに誘われる様にクラリネットを奏で始め、気持ち良さそうに歌い出す。「それで、バスはどこから乗るわけ?」やっと高原に行く気になったフラットさんは「ああもうメンドクサイ!」と言いながらも演奏を続ける。スコアさんが後ろを振り返り「毎度の事とはいえ手間が掛かります」と一言。

♪スコアさんお疲れ様です。どうかフラットさんのこと懲りないでいてあげて下さいね。

展覧会の絵
組曲展覧会の絵」よりプロムナード』(作曲:ムソルグスキー トランペット:シャープ)
子供達から送られてきたイラストをシャープ君が紹介する。今日はアリアさんの絵とチーボーの絵の2点。自分のイラストを見て喜ぶチーボー。

〔演奏前のひとコマ〕
「暑い…あー暑い」と団扇で扇ぎながら、ぐったりしているスコアさん。早くも夏バテ気味?「こんなんじゃ演奏なんかできない!今日は休みにしよう」と勝手に決めている。
そこに大きなスイカを丸ごと持ってフラットさんが登場。「スイカでーす!」「スイカ?」「冷たーく冷やしてコンサートの後で食べましょ!」とフラットさん。それを聞いたスコアさん「よーし!やる気出てきた!」と立ち上がり、いそいそと出て行く。

クインテットコンサート〕
『イタリア協奏曲』(作曲:バッハ 編曲:アキラ)
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)。ドイツの作曲家。「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」は3楽章の協奏曲。この第3楽章も好きですが、第1楽章もぜひクインテットで聴いてみたい。