クインテット 歌劇「カルメン」より前奏曲 8月24日放送分(8月31日再放送)

〔夕方五重奏団の忘れられた夏〕
『少年時代』(作詞、作曲:井上陽水 歌:フラット、アリア 演奏:全員)

「今年の夏は楽しかったなぁ〜」「あの川開きの花火大会。すごかったですよね」とシャープ君。「綺麗だった…」と頷くスコアさん。
するとクラリネットを吹いていたフラットさんが「いつ行ったの?私知らない!」と驚いた顔で振り返る。「えー?フラットさん行きませんでしたっけ?汽車に乗って行ったじゃないですか〜」とシャープ君。「みんなでトウモロコシを食べてー」とアリアさん。「全然…知らないっ!」とショックを受けるフラットさん(スタジオは真っ暗に)。「フラット君お腹壊して寝てたんじゃなかったっけ?」やっと思い出すスコアさん。
寂しそうにクラリネットを吹くフラットさん。アリアさんは話題を変えようと今度は山のキャンプに行った時の話を始める。キャンプファイヤーの話で盛り上がる3人。するとまたフラットさんはクラリネットを吹くのを止めて振り返る。「いつ行ったの?私知らない!」
「知らないわけないじゃない!フラットさんも行ったでしょ?」とアリアさん。「私だけ置いてきぼり…」とまた暗くなるフラットさん(スタジオも真っ暗に)。「フラットさん夏カゼひいて寝てました…」シャープ君がみんなに囁く。
「いいんだ、いいんだ。どうせ私だけ仲間はずれなんだ」フラットさんはまたクラリネットを吹き始める。「そうだ!海水浴だ!」シャープ君が言う。「海水浴はフラットさんも行った!」とアリアさん。「フラット君、海水浴楽しかったじゃないか!」とスコアさん。「よかったよかった」とシャープ君。これで一安心と思いきや、よかったのは3人だけの話。
「私…溺れました…」と悲しそうに言うフラットさん。そしてとうとう大泣きしてしまう。

♪「メリーウィドウワルツ」の時も思ったけれど、3人はフラットさんの事ををどう思ってるの?自分達だけ楽しんできて、友達が病気で辛い思いをしていた事も忘れてたなんて。フラットさん可哀相すぎます!

クインテット雑唱団〕
『早口言葉うたおう』(作曲:宮川彬良 歌:クインテット雑唱団)

〔演奏前のひとコマ〕
トランペットに息を吹きかけ「キュッキュッキュッ」と言いながら熱心に磨いているシャープ君。ピカピカになったトランペットを満足そうに眺め、傍に置いてある鉄琴を「キラキラキラ〜ン♪」と鳴らす。するとトランペットは本当にキラキラと輝きだす。「まっ眩しい〜!」

クインテットコンサート〕
『歌劇「カルメン」より前奏曲(作曲:ビゼー 編曲:アキラ)
ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)。フランスの作曲家。
この曲でもシャープ君は大活躍。3つの楽器を演奏し分け、大いに曲を盛り上げます。