クインテット 「舞踏への勧誘/シャルウィーダンス」 10月1日放送分(10月8日再放送)

〔夕方五重奏団の大声大会〕
「もしもーし!そう!トマトソースのピザ!」と受話器に向かって大声でピザの注文をしているフラットさん。他のみんなは楽しそうに演奏中。その音楽のせいで電話の声が聞こえないのか「今電話しているんですから静かにして下さい」とフラットさんはみんなに注意する。
演奏は中断し、再び受話器を手に話し始めるフラットさん。だがその声は先程と変わらず大きいままだ。
「フラットさんてどうしてあんなに声が大きいんでしょうね」シャープ君はそっと小さな声でスコアさんに話しかける。「あんなに大きな声出さなくてもいいじゃないですか」
けれどスコアさんは「小さな声よりも元気があっていいよ」と言って大きな声を褒める。アリアさんまで「小さい声でしゃべるとコソコソしている感じでいやらしい」と言い出す。「えー?」ショックを受けるシャープ君。
「フラットです!フラットに届けて下さい!よろしくね!」ようやく注文の電話が終わり受話器を置くフラットさん。すると今度はシャープ君が「何だか僕もお腹が空いてきたなー!」とフラットさんに負けないくらいの大声で話し出した。「僕たちもピザを頼みましょうよー!」とスコアさんの耳元で叫ぶシャープ君。「やかましいな!」とうとうスコアさんに怒られてしまう。
「あーお腹ペコペコ!お腹が減ると大きな声が出ないから嫌んなっちゃう!」と大声で話すフラットさん。

『ひとりぼっちの山羊飼い』(作詞:Oscar Hammerstein II 作曲:Richard Rodgers 歌:全員)

〔演奏記号〕
赤ちゃんが小さな音でおならをすると「(ピアノ)p」の文字が。続いてさらに小さな音でおならをすると「(ピアニッシモpp」の文字が現れる。
ピアノ(piano)〔伊〕「弱く」の意味。
ピアニッシモpianissimo〔伊〕「とても弱く」の意味。

クインテット雑唱団〕
『ユモレスク(クインテット・バージョン)』(作詞:下山啓 作曲:ドヴォルザーク 歌:クインテット雑唱団)

〔演奏記号〕
赤ちゃんが先ほどよりさらに小さな音でおならをすると「(ピアニッシシモ)ppp」の文字が現れる。
ピアニッシシモ(pianississimo)〔伊〕「(ピアニッシモより)さらに弱く」の意味。

〔演奏前のひとコマ〕
あ〜極楽、極楽!」スコアさんがヘッドホーンで音楽を聴いている。「あ〜いいね、いいね〜!やっぱり演歌はサイコー!」とすこぶるご機嫌なご様子。
「スコアさーん、演奏始めまーす!」奥からアリアさんが呼ぶ。すると「よ〜しっ!ベートーヴェンでもモーツァルトでもやってやろうじゃないのっ!」と腕まくりしまがらはりきって走って行くのだった。

クインテットコンサート〕
『舞踏への勧誘/シャルウィーダンス』(作曲:ウェーバーリチャード・ロジャース 編曲:アキラ)