クインテット 1月5日放送分(1月12日再放送)

〔夕方五重奏団の一番寒い日〕
『ちんちん千鳥』(作詞:北原白秋 作曲:近衛秀麿 歌:アリア 演奏:全員)

何だか部屋はとても寒そうだ。みんなマフラーを巻いたり、ストール、毛糸の帽子、耳あてなどを身に着けて演奏している。フラットさんが思わず大きなくしゃみ。「さむい〜寒すぎ〜」と訴えるが「暖房壊れてます!」とシャープ君が言う。「ええー!!」みんな演奏できないほど体が震えている。
「こういう時は気持ちが暖かくなる音楽を演奏すれば良いのです」とスコアさん。そんなことで?「想像力が豊かな人なら温かくなります!」と続ける。とにかくアリアさんの提案もあって「ハワイアン」を演奏する事にしたみんな。

いきなり部屋の中は常夏の国「ハワイ」に変わる。みんなアロハを着て、レイを身に着けてハワイアンを演奏する。「だんだん体も熱くなってきました」アリアさんが言う。「なんだか夏の気分です!」とシャープ君。「みなさーん。カキ氷召し上がれ!」とお盆の上に載せたカキ氷をフラットさんが運んでくる。「ワーイ!」喜んだのも束の間。勢いよくシャープ君がカキ氷に齧り付いた瞬間、部屋は元通りの寒〜い部屋に戻る。
「ガタガタガタ…」再び震えだすみんな。

〔アリアさんの楽器の話〕
『アリアさんの楽器の話「ホルン」』(作詞:下山啓 作曲:宮川彬良 語り:アリア)
昔々の大昔。「ホルン」と言う名の金色の蛇がいた。ホルンはとっても歌が好き。でも世界一の照れ屋さん。花や木の実や虫達に歌を褒められると照れて体をくるくると丸めてしまう。

〔演奏前のひとコマ〕
今日演奏する曲は難しい。でもシャープ君は頑張っておさらいする。これで演奏はカンペキだ〜!と喜んでいると、フラットさんがやって来て曲目が変更になったと告げて行く。「エ〜!!」がっくり倒れるシャープ君。彼に、もはや起き上がる気力は残っていない。

クインテットコンサート〕
『バレエ「ガイーヌ」より剣の舞』(作曲:ハチャトゥリアン 編曲:アキラ)