クインテット 5月28日放送分(6月4日再放送)

クインテット劇場〕
音楽劇『はだかの殿様』(NEW)(作詞:下山啓 作曲:宮川彬良 語りとチェロ:スコア ピアノ:アキラ 出演:フラット、シャープ、アリア、チーボー)
クインテットによる音楽劇。わがままで意地悪な殿様のお話。スコアさんがチェロを弾きつつ語りだす。

昔々のお話。わがままで、いばってて、とっても×3意地悪な殿様(フラット)がいた。ある日、殿様は「この世で一番美しい着物が着たい!持って参れ!」と、また無理なことを言い出した。困った町人達(シャープ、アリア)は考えて、1つの嘘を思いつきお城へと出掛けて行く。さてその嘘とは?
お城へ着いた町人達。「(着物は)持ってまいったか?」と言う殿様の前で「持ってまいりました。この世で一番の着物でございます」そう言って箱を開けて見せる。が、着物などどこにもない。殿様がそう言うと、「エ〜!うそ〜!」と2人は大袈裟に驚いてみせる。「殿様にはこの着物が見えませんか?」2人が言うには、この着物は「心卑しき者には見えない着物」なのだそう。
そのことを知った殿様は「エ〜!!」と驚き、見えないくせに、さもちゃんと見えるかの様な振りをして、こう言う。「これは美しい着物である!これを着て出掛けよう!」
そして見えない着物を着たつもりになっている殿様は、得意気に町へ出掛けて行く。腹掛け一丁で町を歩く殿様。町人達は、自分達のついた嘘に騙されている殿様の姿を、物陰に隠れてこっそり見ながら「はだかの殿様だ〜!」と笑っていた。
ところが町で有名な瓦版売り(チーボー)がやって来て大きな声でこう言った。「なるほど美しい!殿様の着物はこの世で一番だ!これが見えなきゃ嘘つきだ!(声:スコア)」
「エ〜!!」今度は町人達が驚く番。町人達は殿様の「見えないはずの着物」が見えるのか見えないのか、何が何だか訳が分からなくなってしまった。「見えるわけないよね〜?」とはだかの殿様を前に悩む2人。

『はだかの殿様 うそほんと』(NEW)(作詞:下山啓 作曲:宮川彬良 歌:スコア 演奏:アキラ、スコア)

そんな町人達の騒ぎをよそに、殿様は「余は満足じゃ!」と大笑いするのであった。

♪頭の中が、こんがらがりそうな話。それにしても金太郎の腹掛け!フラットさんの殿様、あっぱれです!それからチーボーが出てきたのがうれしかったな。

展覧会の絵
組曲展覧会の絵」よりプロムナード』(作曲:ムソルグスキー トランペット:シャープ)
子供達から送られてきたイラストを紹介するコーナー。2点紹介。

〔演奏前のひとコマ〕
テレビで映画を見ているスコアさん。アリアさんが「本番ですよ」と呼びに来るが返事をしただけで画面から目を離そうとしない。交代でシャープ君が呼びに来る。「何の映画ですか?」と聞くシャープ君に『カサブランコ』という青春時代の思い出の映画だと話すスコアさん。「泣ける映画だよ〜ちょうど傘さしてブランコ乗ってるとこなんだ」
「でも本番始まります!」とうとう片足を引っ張られ、ズルズルと連れて行かれるスコアさん。「いいとこなんだけどなぁ〜」

♪「カサブランコ」。どんな映画なんでしょうか「カサブランカ」との関係は?気になります。

クインテットコンサート〕
『貴婦人の乗馬』(作曲:ブルグミュラー 編曲:アキラ)
♪ブルグミュラー(1806-1874)。優雅に馬をトロットする貴婦人達が浮かんできそうな…。大好きなこの曲、クインテットで聴くのは久し振りです。

♪あれ?今日はエンディングテーマは無しですか?そうか、「音楽劇」に時間を取られちゃったんだね。昨日あんなに楽しみにしていただけにちょっと残念です。