クインテット 6月11日放送分(6月18日再放送)

〔夕方五重奏団の雨の日〕
今日は雨。楽しみにしていた遊園地行きが中止になってしまい、みんなはガッカリ。「あーあ…」とため息をついている。
「まったく1日無駄になっちゃって。誰のせい?」とフラットさんがシャープ君に喧嘩を売るように言う。「僕がてるてる坊主作ろうとしたら、作らなくていいって言ったの誰でしたっけね〜?」負けじと言い返すシャープ君。「シャープ君が天気予報で晴れだって言ってるって言ったからじゃない!」「フラットさんは雨男なんじゃないですか〜?」と言い争う2人。
「まあまあ、喧嘩したって雨は止みません」なだめるスコアさん。アリアさんも「雨を人のせいにするなんて最低!」と注意する。
その一言にハッと気付かされる2人。「そうなんです…僕が悪かったんです」と急に反省モードに入るシャープ君。「シャープ君だけが悪いんじゃないんです!私のほうが悪かったんだから!」とフラットさんも反省を口にするが、それがいつしかまた口論に発展していく。「僕が悪いんです!」「私のほうが悪いって言ってるでしょ!」
「いいかげんにしなさーい!!」とうとうアリアさんに怒られてしまった。「いくら退屈だからって喧嘩で暇つぶししないで」そう言うとアリアさんはヴァイオリンを弾き始める。

『雨の遊園地』(作詞:谷内六郎 作曲:中村八大 歌:アリア 演奏:全員)

ついさっきまで喧嘩していた2人は仲良く並んで「遊園地」の絵を描いている。でも、「ねずみ色の遊園地を描こうって言ったでしょ!ねずみ色だけで」と言うシャープ君に対し、「私は好きな様に描きたいの!」と傘を赤で描いているフラットさん。2人は互いの顔に絵の具を塗ったりと、こりずにまた喧嘩している。「やれやれ…」とため息をつくみんな。

〔演奏記号〕
ダ・カーポ。階段の上からボールが降りてくる。ボールは一番下のD.C.ダ・カーポ)に着くとポーンと1番上の段まで弾き返される。
ダ・カーポ(da capo)〔伊〕頭からの意味。冒頭に戻り、曲の終わりまたは fine と書かれたところまで繰り返す。

クインテット雑唱団〕
鉄道唱歌(山手線内回り)』(実写バージョン)(作詞:下山啓 作曲:多梅稚 編曲:宮川彬良 歌:クインテット雑唱団)

〔演奏前のひとコマ〕
「もしもーしフラットです」フラットさんは、ただいま電話中。「トマトソースの大きいピザ1枚。違うの!ピザ!発音悪けりゃピッツァ!文句ある?」どうやらピザの注文をしているようだ。
「えっ!おたく、おそば屋さん?」あらら、フラットさん間違えて蕎麦屋に電話している。「最初に言いなさいよっ!」逆切れしたフラットさんは怒って受話器を引っ張る。そして受話器のコードは切れ、勢い余ってずっこけてしまう。

♪後ろで黙々とチェロの手入れをするスコアさんの姿が可笑しい。

クインテットコンサート〕
『クシコスの郵便馬車(作曲:ネッケ 編曲:アキラ)
♪ヘルマン・ネッケ(1850-1912)。ドイツの作曲家。「クシコス・ポスト」のみによってその名を知られる。この曲は運動会でよく使われますが、コンサートでもシャープ君の1人運動会状態。忙しそう〜!!