クインテット 7月23日放送分(7月30日再放送)

〔夕方五重奏団の床屋〕
ドライヤーとブラシでヘアスタイルを整えているシャープ君。見ていたフラットさんが「シャープ君、髪伸びたみたい」と声を掛ける。「髪を伸ばすんです!」とシャープ君。「ええー?」驚くフラットさん。「切った方がいいんじゃない?シャープ君、長い髪は似合わない」
「そんなことありませんよ!」シャープ君は言い返し、フラットさんにドライヤーの風をお見舞いする。「長い方が良いですよね!アリアさん」
首をかしげて考えていたアリアさんは「短い方がカッコいい!」と言う。その意見にフラットさんも頷いている。2人は床屋に行くことを勧めるが、「床屋さん苦手だな〜」とシャープ君は尻込みをする。
その話を聞いてスコアさんが「じゃ、切ってあげましょう。私は昔床屋さんだったことがありました」と言ってハサミを取り出す。「ええー!!」驚く3人。
大きな鏡の前に床屋の椅子が置かれ、赤いケープを着けてそこに座るシャープ君。その隣りでハサミを鳴らしながらスコアさんが待ち構えている。「さあ、どんなヘアスタイルにしましょうかね」
リーゼント、坊主頭、殿様みたいな髷姿。様々な髪型に姿を変えたシャープ君の想像図(イラスト)が鏡に映し出される。それを見たシャープ君は「そんなのやだ〜!」と慌てて逃げ出す。

『あわて床屋』(作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰 歌と演奏:全員)

赤いケープを着たまま逃げ回るシャープ君を、ハサミをチョッキンチョッキン鳴らしながら追いかけるスコアさん。それを一同唖然として見ている。アキラさんはピアノの椅子に座ったまま、ご自慢のサラサラヘアを櫛で梳いている。

〔アリアさんの楽器の話〕
『アリアさんの楽器の話「チェロの森」』(作詞:下山啓 作曲:宮川彬良 語り:アリア)
まるでお母さんの胸に抱かれたような優しい気持ちになるチェロの森。

〔演奏前のひとコマ〕
鏡の前で何度もお辞儀のようなポーズをとるフラットさん。それを見ていたアリアさんが「フラットさん、カッコいいポーズの研究ね!」と明るく声を掛ける。だがフラットさんは「見〜た〜な〜!」と怖い声色を出しながら振り返る。「ヒュードロドロドロ…」という効果音が流れ、震えて後ずさるアリアさん。

クインテットコンサート〕
『華麗な大円舞曲』(作曲:ショパン 編曲:アキラ)
フレデリック・フランソワ・ショパン(1810-18049)。ポーランドの作曲家、ピアニスト。