クインテット 「ラプソディー・イン・ブルー」 11月15日放送分（11月22日再放送）

〔夕方五重奏団が通ります〕
フラットさんがクラリネットで『通りゃんせ』を演奏していると、シャープ君が重そうな段ボール箱をいくつも重ねて持ってやってきた。「すいませ〜ん通してください」とわざわざフラットさんと譜面台の間の狭い隙間を通っていくシャープ君。
しばらくするとシャープ君はまた同じ道を通って戻ってくる。そしてやっと行ったかと思ったら再び箱の山を持ってやってきた。「すいませ〜ん通りま〜す」
でも荷物が邪魔で前が見えないのかシャープ君はフラットさんの体を押しているのにも気付かない。

『通りゃんせ』（作詞作曲者不詳　歌：全員）

とうとう怒ったフラットさんとシャープ君との間で激しい言い争いが始まる。「私の前を通らないで下さい！」そう言うフラットさんに「他の道を通るからいいです！」と言い返すシャープ君。
そしてフラットさんは再びクラリネットを吹き始め、シャープ君は部屋の後ろの少し高い位置にある道（？）を通って荷物を運ぶ。見ていて何だか危なっかしい…と思った瞬間「あっ！！」
バランスを崩したシャープ君の手から箱が落っこち、それは上手い具合にフラットさんの頭に被さった。その姿はまるで虚無僧（こむそう）だ。「なんじゃこりゃ〜〜！！」フラットさんは怒りながらもそのまま虚無僧の様に笛を吹く。

〔クインテット雑唱団〕
『ぼくのクセ』（アニメーション）（作詞：下山啓　作曲：宮川彬良　歌：クインテット雑唱団）

〔演奏前のひとコマ〕
シャープ君とフラットさんがココアを飲もうとしている。シャープ君は「ココアは熱いから火傷しないように」とフラットさんに注意してあげる。だがフラットさんは「小さな親切大きなお世話です！」と言ってココアをそのままゴクリ。「アチチチチチ〜〜！！」
口の中を火傷したフラットさんは「クラリネット吹けないかもしれない…」としょんぼり出て行く。「今日の名文　“小さな親切大きなお世話”　フラットさん」と解説するシャープ君。

〔クインテットコンサート〕
『ラプソディー・イン・ブルー』（作曲：ガーシュウィン　編曲：アキラ）

（07年2月20日の再放送。）