クインテット 歌劇「椿姫」より乾杯の歌 1月7日放送分(1月14日再放送)

クインテット劇場〕
音楽劇『バナナ』(NEW)(作詞:下山啓 作曲:宮川彬良 語りとチェロ:スコア ピアノ:アキラ 出演:シャープ、フラット、アリア)

クインテットによる音楽劇。「バナナはどうして曲がっているか知ってるかい?」スコアさんがチェロを弾きつつ語り始める。

昔、バナナ(シャープ)は真っ直ぐで曲がってはいなかった。けれどバナナの友達はみんな丸い形をしていた。空に浮かぶ月もまん丸。「どうして僕だけ違うんだろう?」バナナは悲しみに涙する。
そしてバナナの丸くなるための努力が始まる。坂道を転がってみたり、空気をいっぱいに吸い込んだり。空気でお腹が風船みたいになったバナナはそのまま空を飛んでいく。そして着いた場所はお空のレストラン。アリアさんがディナーを用意して待っていた。
美味しい物をいっぱい食べてお腹いっぱいになったバナナ。とうとうお腹がパンクしてしまい、そしてそのまま地上へと落ちていく。
「バナナ、しっかりしなさい!」落ちたバナナを助けてくれたのはパイナップルの髭おやじ(フラット)。「どうして僕を知ってるの?」そう問うバナナに「君は長いから目立つ。だからバナナと分かるんだ」と教えるパイナップル。パイナップルのおやじには立派な髭がある。それはみんなと違ってスペシャルなしるし。
「丸くないのはバナナだけ。僕はみんなと違ってスペシャルなんだ!」やっと自分の素晴らしさに気付いたバナナ。だけど丸いみんなもよく見れば、みんなそれぞれ違ってる。

バナナが丸くなろうと頑張った努力の痕のしるし。それからバナナはちょっと曲がっているのだった。空にはバナナそっくりの月が出ている。それを見て喜ぶバナナ。

〔演奏前のひとコマ〕(NEW)
『BANANAの脚本(?)』を読みながら「だからバナナは曲がっているのかー」と頷きあうシャープ君とアリアさん。
するととなりでフラットさんがバナナの皮を剥き、今にも食べようとしている。「ア〜!」
怒った2人は両側からフラットさんを取り押さえる。「どうして?どうして食べちゃいけないワケ?」悲しそうに叫ぶフラットさん。

♪バナナの話に感激した2人の素早い行動に笑った。だけどバナナにとってはフラットさんに美味しく食べてもらうのが幸せだと思うよ。

クインテットコンサート〕
『歌劇「椿姫」より乾杯の歌』(作曲:ヴェルディ 編曲:アキラ)

♪酔っ払いバージョンがくるか?と期待してたんですが(新年だし)、ノーマルバージョンでした。ちょっとがっかり。