「秋の子」がいとおしい

もう12月。いつの間にか季節はもう冬に入ってしまった。木枯らしと朝の水の冷たさがそれを感じさせてくれる。
でも私は「秋の子」をいとおしく思い今日もついつい口ずさんでしまう。

『秋の子』(作詞:サトウハチロー 作曲:末広恭雄)

"クインテット 2006年10月16日放送分"でみんなが秋を感じながら歌っていた。
この歌を聴いた母は、これはかなり昔の子供たちのことを歌っていると言った。母の子供時代よりずっと昔の…。
歌詞は3番まであり、どれもその頃の「秋の子」たちの日常が描かれている。歌いながら想像してみるけれど、浮かんでくる風景は原体験としてのそれではなく、母や祖母から聞いた「思い出話」
でも公園や道路で遊ぶ現代っ子たちの元気な笑い声や、遊びに夢中で家に帰るのが遅くなってしまい怒られて泣く子の声。
それらを聞いていると「秋の子」はここにもいるんだな、と思いなんだかとってもいとおしくなる。
そして同時に思う。私にも「秋の子」だったころがあるんだと。

秋は過ぎ冬になったけど子供たちはどんな遊びするの?
寒い夕方近くになっても聞こえる私の子供のころと同じわらべ歌があたたかい。

【勘違い!】

歌詞中に出てくる「つばき」
最初なぜ秋なのに「椿」?と思っていたら「唾(つばき)」のことだった。これなら意味が通る。母が教えてくれるまで気付かなかったよ。